タイ料理の特徴とは?辛い?地域別に解説

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タイ料理の特徴

タイ料理は日本でもメジャーになって久しいですが、タイ料理と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?トムヤムクンのように酸味と辛味あるスープや、カオマンガイのように鶏と米で構成される素朴な料理など、色々な種類の料理を想起すると思います。

タイ料理の主食は米と麺であり、欧米などと比べ日本人にとっても大きくギャップを感じない食生活を送れます。

13世紀末にスコータイ王朝第三代目のラーマカムヘーン王が記したとされるスコータイ第一碑文には、以下の通り記してあります:

「ラーマカムヘーン王の御代、スコータイのくにやよきかな、田には米あり、水には魚あり」

すなわち、昔のタイには米と魚というタイ人の食の原点とも言うべき二つの食材が満ち溢れていたことを示しています。日本人の食生活と似ていますね。

さらに、タイ料理で無視できないイメージの一つに、トウガラシが使われていてとても辛いのではないか?というのがあると思います。事実、本場のガパオライスなどは日本のそれよりもトウガラシがふんだんに使われていて、辛いものに比較的平気な筆者もたびたび胃をやられています。

しかし、もともとトウガラシはタイ料理に伝統的に用いられてきたわけではありませんでした。大航海時代の16世紀以降、商業国家であったアユタヤには様々な新しい食べ物が輸入され、その一つがトウガラシでした。トウガラシはタイ料理にとって新顔だったのです。トウガラシが伝来する前は、コショウによって辛さが作られていたと考えられています。

タイ料理は、外来の様々な文化の影響を受けながら独自に発展してきました。例えば麺料理は中華圏の影響ですし、スパイス文化はインドからの影響です。

地方別 タイ料理の種類

タイ料理はバンコクを含む中部、ラオスに近い東北部、チェンマイなどの北部、マレーシアとの国境に近い南部で大きく異なる特徴を持っています。例えば、東北部はラオス文化圏に入るため、鶏、豚食の歴史も長く、牛肉や水牛肉もかなり前から嗜んできたほか、メコン川など大きな川がいくつも流れており、魚やエビも採れる上、タンパク源として昆虫食の伝統もあります。一方で南部の料理はマレーの料理の影響を受けています。

北部料理

比較的マイルドで、山の食材や香辛料を使う。

 例:カオソーイ

東北(イサーン)料理

辛味・酸味・塩味が強く、プラーラー(発酵魚)が重要。

 例:ソムタム、コームーヤーン

中部料理

甘味・辛味・酸味・塩味のバランスが特徴。ココナッツミルクを多用。

 例:トムヤムクン、グリーンカレー

南部料理

非常に辛く、スパイスや海産物を多用

 例:ゲーンタイプラー

まとめ

タイ族はもともとは内陸の盆地と川の民であり、海の恵みや海を媒体にした異文化との交渉などとは本来無縁の人々なのですが、たくさんの民族との交渉の歴史もまた長いです。タイ料理はカンボジア、マレー、中国、西洋、日本との食文化の接点を通して様々な外来の要素が絡み合ってできたものです。

【参考文献】

山田均. 『世界の食文化 6 タイ』. 農文協, 2003.

อาหารไทย: วิถีชีวิต รสชาติ และความเป็นไทย | Thammasat Museum of Anthropology https://share.google/U2EB4Etd8aczQyGy3

(2026年5月27日最終閲覧)

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